« だからやめられない? | トップページ | 和歌山~大阪へ »

2015/10/04

立ちそば列伝100を終えて・・・

A17立ちそば列伝なんて銘打って書いてきたけど・・・・・・・

読んでみていただければわかるのだが、よくあるグルメレポートのようにそれぞれの店について詳細に調査をしたりしていないし、そもそもそばや外食について深い造詣があるわけでもなく、ただただ自分と立ちそばとの出会いと簡単な感想を連ねてきただけにすぎない(汗)

それも100回を越えそうになって、それを機に総括(笑)すべきなのかな?なんて思いつつも、筆は進まず100回越えしてから早2ヶ月経ってしまった。ネタも貯まる一方なので、ちょっと心境の変化みたいなことを書いてみようかな。

 

A04 A05そもそも立ちそばの最初は30数年前の高校生のとき。高田馬場駅ちょい西にあった「白鳥」と、目黒駅の向かいにある「田舎」あたりから始まったのではなかろうか?

都心の私立高校に通っていたので各路線に友達がいて、「いいとこがあるゾ!」と聞けば新橋や田町の立ちそばに神保町の立ちそば(あとで思えば「利根」だった)などに行った。ちなみにこのころ三田の二郎にも行ったな。

牛丼もメジャーになってきていたが(このころ養老の瀧も牛丼やってた)、腹減らしの僕らにとって手軽に小腹を満たせる身近なスナック食だったわけだ。

 

A01 A08 A11その後、生活圏が多摩地区中心になり、オートバイに乗り始めて公共交通機関に乗ることもめっきり減って月日がずーっと過ぎたのだが、あるころからイタリア映画を頻繁に観に出かけるようになって、立ちそばが再び身近になった。

ふと気づくとスポーツ新聞に立ちそば店が紹介されていたり、立ちそばフリークのための本が出版されていたり、大きく環境が変わっていたのだ。(ちなみにまだ誰でもがネットをやったりしていないし、もちろん食べログなんか無かった)
そうした情報によれば「生そばを茹でて出すこだわりの立ちそば店」があるという、蕎麦粉含有率も高かったり、つゆも昔の真っ黒なしょっぱいものではない。情報を拾ってはせっせと出かけていく。映画を観ようと思ったらその近くにどんな立ちそば店があるかターゲットを絞って行ったり、ワクワクしながら出かけた。

 

A13
A12
A15そうしてる間に・・・・・ふと気がつくと、「安くて質が良い」がデフォになりつつあった。大手に準大手、新しい店が増え、どこも生そば茹で立て、もりそばにはそば湯が供される。いい時代なんだろうね。

ちょうどこの間、デフレも進んだのとリンクしてたのかな?内容が良くなってゆくのに価格は下がった気がする。茹で立て生そばのもりが230円とか。そしていつのまにかかけともりの値段も同じになったね。いいものを安く提供する方法が確立したんだろう。「あそこ美味しい」と言われていた個人店が姿を消したりもしてたが、価格競争の末だったのだろうか?

目を高速道路に向けると、冷凍麺が使われて食感が良くなった。つゆもきっと研究の成果だろう、すごく美味しい・・・・・・・しかしどこで食べても一緒になってしまった。鉄道では、JRの駅前再開発が進んだせいか駅中&駅前のかつての立ちそばは消えて、独占企業のごとき会社の経営店ばかり目に付くようになった。店の名前は変えてあっても内容は同じだったりする。(ちなみに立ちそば店ばかりで無く、日本中の駅前が同じ姿になりそうで怖い)

 

A03 A04_2 A07こうなってくると、人間って本当に自分勝手なもので、一時期は「立ちそばで生そばなんてスゴ~イ!」と礼賛してたのに、いまはかつてのダメダメな立ちそばが懐かしくて仕方がない。

工場から送られてきた茹で済み麺を湯に通して、黒っぽいつゆにざぶんと入れる・・・・アノ立ちそばだ。何年か前にふと思い立って高田馬場の「白鳥」に行ってみたら無くなっていたのは寂しかった。竹の柄杓でどんぶりにつゆを注いでた・・・・・。

いやでも、もちろんまだまだそんなお店はいっぱいある。そして感心なことに昔風なダメっぽさは残すが、つゆが化調でベタベタした感じでもなくなり、醤油が濃すぎてのどがヒリヒリ渇くようなことはそれらの店でももう無いようだ。
ちなみに僕自身の好みは黒っぽい太めのそばなのだが、地元中央線の沿線に昔ながらな店構えの個人経営(?)で太めの茹で済みそばを出す店が偶然にも多い。中野「かさい」、高円寺「桂」、三鷹「不明、笑」がそうだ。これらの店、いつまで頑張ってくれるだろう?

 

A10 A14 A01_2まあいろいろ書いたが、今後もさほどのこだわりも無く、行き当たりばったりに立ちそば行脚を続けるのだろう。それも用事のついでだったり、もっともっと熱心に書いてる方々のレベルでも無いし、これからもお店の成り立ちやこだわりを深く掘り下げたりすることもなく(笑)
 
個性的なお店はいっぱいあるだろうし、JRにしたって地方に行けば郷愁を満たしてくれるようなお店がまだあった。ところで、僕はチェーン店を目の敵にしてるような書きっぷりだけど、吉祥寺の富士そばには高確率でお世話になっている。

そうそう最後に
近年、立ちそばとはいってもイスがあるなんて当たり前だし、券売機があったり無かったり、セルフだったり店員さんが持ってきてくれたり・・・・・。ひとつには「スナックそば的」なものかな?と思い始めていたが、いい酒があったりJAZZが流れていたり、本当に判断に迷う中途半端な価格の店も多いのだ。

そんななか思いついた立ちそば店の定義が、「先払い」と「天ぷらと言えばかきあげのこと」の二つなのだが、列伝99の「船食」をテレビで見たときはタレントが「エビ天そば」を食べてたのでビビッた。確かめに行ったら「えび天」は「えび天」で、ちゃんとかきあげが載る「天ぷらそば」があったので、僕の定義が守られたとホッとしたのだった(笑)

長くなりました。列伝は今後もゆるく続きます・・・・・

|

« だからやめられない? | トップページ | 和歌山~大阪へ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« だからやめられない? | トップページ | 和歌山~大阪へ »