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2014/11/22

ふくしま 双葉

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今日はポレポレ東中野で上映が始まった「フタバから遠く離れて 第二部」を観てきた。

これは舩橋淳監督が加須市の旧騎西高校といわき市の南台仮設に通って双葉町民を追ったドキュメンタリーだ。

彼が避難中の双葉町民に密着しながら感じたであろう憤りは上映後の木内みどりさんとのトークショーでも噴出する。ふくしまの問題から目をそむけていないか?東電の電気を使う我々の当事者意識は?政府のレトリック、大マスコミの情報操作・・・・・

木内みどりさんもなかなかすごかった!物事の中心を捉えて、決めたからには迷わずそこへ突き進む強さがあった。2人のトークから生まれたアイデアが2つ。
1つは「常にテレビの片隅に福島のことを24時間映す。原発の作業状況とか」、もう1つは「東電管内の電気利用者に電気料金通知とともに使用比率に応じた汚染土を送る」というもの。

JOKEと皮肉が激しく入り混じったプランだが、僕らは頭を垂れて受け入れなくてはならないだろう。その電気を使っていたからだけではなく、今も非を正せていないのだから・・・・・。
彼らも本気で土を送れと思ってるわけではない。それくらいしないと物が見えないだろうと言っているのだ。

作中、全原協(全国原子力発電所所在市町村協議会)の会議のシーンが僕にとって驚きと確認の場面だった。
どこの原発立地市町村長も再稼動を声高に言うのだ。地元の民はさぞ原発を恐れて・・・・・と僕のようなしがない平民は想像するのだけど、現実はそう簡単ではないようだ。

舩橋監督が当初この映画に「遠く離れて」と題したのは、町民がふるさとから離れたことをさしていたのだろうが、3年以上経ってみるとそれだけではなく、現場から離れていると現実の惨状が骨身に沁みてこないこともさすらしい。「もう2年も稼動してない!!」と不満をもらす首長もいたのだ。

新田次郎の「怒る富士」は1700年代の宝永噴火を描いているが、そこには自領の惨状をも中央政界での主導権争いに利用しようと、百姓救済を優先しない被災藩小田原藩主も登場する。野田も安倍も「ふくしまの復興なくして」と言ったが・・・・・どうも方便にしか聞こえない。

 

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14111911さて、ちょうど南相馬ファクトリーから南相馬ファクトリー通信8号が届いた。手紙が添えられていたので一部抜粋。

「福島は第一次産業の盛んな土地でしたが、いろいろな作物が作れなかったり、風評で売れなかったり、何より安心して暮らせないのがストレスです。今でも12万6千人の人が避難生活を送っています。市内の至るところで除染が行われ、フレコンバックが仮置き場に山積みにされています。
・・・・・・・原発再稼動が叫ばるようになってきましたが福島のことを忘れないでつながっていてほしいと願っています。先日双葉を通りましたが、復興には程遠い状況です。・・・・これからも伝えていく必要があると思いました」

ちなみに、知り合いのナツメグが双葉町の酒造家の方と吉祥寺でイベントをされる。12月1日19時から光専寺にて。「ふるさと」を大事にするナツメグの歌と、原発事故下の酒造から酵母を救出して伝統の酒を蘇らせる酒造家の話。
僕は先約があって残念ながら行けないのだが、気になったらぜひ!
問い合わせは090-2474-7911(鎌内さん)まで

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