« 出発 | トップページ | 澱粉は充分だが »

2011/05/02

なんと言いましょうか

被災地の第一夜。

東京を朝出て、まず仙台市泉区の従兄弟家族の顔を見に寄った。その家は被害はなかったんだがライフラインが長く途絶えていたので大変だったようだ。今でもトイレには水を溜めたペットボトルが並ぶ。

そこでいろんな話を聞けた。

震災直後、卵1パックを500円で売ったスーパー。一方、停電のなか客達のクルマのライトを頼りに営業を続けたドラッグストア。
どちらも地元の人々は覚えている。

また、ガスが復旧しないため、まるごと廃業に追い込まれそうな(すでに追い込まれた?)商店街があるという。
被災範囲が狭いために報道(東京に聞こえる)に乗らない地域も多いようだ。

爪痕は広くて深いよ。

さてその後、若柳金成インターから気仙沼に向かった。内陸部でも道に段差ができ、路肩が崩れているので漫然とは走れない。

海への最後の小山を越えると、いきなり視界がひらけて小泉浜(気仙沼市本吉町)を海岸まで見下ろせる高台に出た。

その景色は……………
なんと言いましょうか………

町がまるごと平らになっちまった姿なんて見たことあります?

あなたの町がいきなり平らになって、あなたの母校である小学校の鉄筋校舎だけがポツンと見えている……そんな状態、想像できます?

まさにそんな景色だった。山のはじまりから浜まで、高さによって選別されたところは無慈悲に全て平らにされて、小さな残骸だけ散らばっている。
遠くに漁協だろうか、四角い白い建物がひとつだけ残っているのが見える。

ところどころちぎれた三陸鉄道の高架の上に崩れた家が乗っかっている。

ニュース映像で知っていたはずなのに実物の衝撃はまるで違った……………。

さて
テントサイトは高台なのでご安心を。それでもなにかあったらカリフォルニアに飛び乗れるように帰るまで禁酒だ。

高台に建つ家は助かったけど、電気が来てないのですでに辺りは闇。テントサイトから沖に光る明かりが一つ見えてるのだけど、あれは漁船なのか巡視船なのか?

……明日は頑張ります。

|

« 出発 | トップページ | 澱粉は充分だが »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 出発 | トップページ | 澱粉は充分だが »