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2010/11/11

シュラフなき氷点下の夜・・・・雲取山の2

陽も沈んだ6時前にシュラフの無いことに気づいた僕は、ともかくテントのなかでウィスキーを舐めながら「出来ることをすればいいにゃ」と楽観的に考える。いつもレスキューシートは持ち歩いているが、それが袋状になったビビィサックってやつを最近入手したのだ。それとシュラフカバーを重ねればしのげるかな?上半身は分厚いフリースとダウンジャケットでいけるはず。

問題はどっちを内側にするか?
ビビィサックは中が結露するので最初はシュラフカバーを内側にしてみたのだが、どうも逆のほうが暖かいようなので入れ替えた。お~、けっこう暖かいじゃん!?「備えあれば憂いなし」だゼ!(その前に忘れるなって話か)たぶん8時前には眠りに落ちた。
 
  
101106011011060210110603 ぐっすり寝てふと目覚め(ひょっとして朝ならラッキー!!)と時計を見たらまだ0時前だった。その後は小動物がテントをカサカサする音や、なにかがブッシュを飛び越える音、いきなり近くでブォッブォッブォッブォッという声に起こされるが、まだ眠れていた。

明らかにビビィサックの中まで冷えを感じたのは2時半ころかな?靴下に濡れを感じて(やっぱ結露してるか・・・)とぼんやり考えていた。ゴアジャケットを逆さに足にかぶせる。

そして3時すぎには震えが始まった。
しばらく頑張ってたけど、よくよく考えると日の出まで状況は変わらない。3時半、予定よりちょっと早めだけど行動を開始することにした。おっしゃ!!

テントのフードをまくるとバサバサ・・・まさか雪か?と思うほどの霜だった。
 
  
101106041011060510110606 ともかく体内に火をつけたいのでまずマルタイラーメンを作る。より温まるような気がしてトマトペーストを加えてトマト豚骨ラーメンにした。
い、い、いきかえる~~

生き返ったけど行動はのろく(笑)、テント内でぐずぐずと撤収作業をする。うっすら富士山が浮かび上がるようになってようやくテント外作業。

歩き始めて最初の坂の途中、とうとうお日様が光を届けてくれた。
赤く染まり始めた光景を振り返り振り返り、下には霜に凍るテント場が見える。

「う~む、生還・・・・・」
・・・・なんて感慨はない(笑)。
思ってたより眠れたしね。それより、今この素晴らしい光景!
 
 
 
1011060710110608 小雲取に登る途中、元気よく早稲田の4グループが降りてきた。雲取山荘のテント場から来たのだそうで、マナーよく道を譲ってくれる。(原則登り優先)

おはよう!
ありがとう!
おはよ!
ありがとう!
ホントは身体も目覚めてなくて足が重いんだけど待ってくれてるので元気よく登る。

1グループを越して見送ると、すぐ上で次のグループが「お先にどうぞ!!」と待っている(泣)

おはよう!
ありがと!

滅多に見せないオトコの意地を総動員して「驚け!」とばかりペースを上げ気味に笑顔で登った。バカだね。そのあと足にきてんだから・・・(笑)
 
  
 
10110609_21011061010110611 雲取山頂では2月に深い雪で迎えてくれた飛龍がきれいに見えた。遠くアルプスは雲に隠れて残念。

北に降りた雲取山荘では小屋番さんとしばしのおしゃべり。
小「あなた大きなカメラでバシバシいっぱい撮ってたけどカメラマン?ヤマケイの人?」(昨日バス停から同じルートを歩いてたのだ)
m「いーえーそんな大それたものじゃありませんヨ。ところで2月あたりにお世話になります」
小「テント場はあっちだからね」
m「いや冬は山荘でお願いします~」
小「テントの人は泊めないよ!」
m「え~~~っ!?」

だいぶからかわれた(笑)
 
  
101106121011061310110614 長沢背稜を越え、白岩山までくると山頂の白樺に囲まれたちょっとした広場に陽だまりがあったので、テントを乾かしがてらブランチにした。

今回初めて使うのがステンレス中空のエスプレッソ用カップだ。吉祥寺にICIができたので覗いたらこれをみつけたのだ。うん!!やっぱエスプレッソは小さいカップだな!!

テント、グランドシート、と共に干したのはオレンジのビビィサックだ。
今回はホント、これのおかげで無事に帰れたようなもの。うっかり忘れ物のおかげで耐寒訓練になってしまった。
 
 
 
101106151011061610110617 白岩山から秩父の三峰へ。そこそこ登り返しもあって消耗を強いられる。でも白樺林、シラビソ林、ブナ林、深い山はいろんな自然を楽しませてくれる。

特にオレンジに輝くブナは、いくどもいくども仰ぎ見て飽きなかった。ブナの巨木にカメラを向けているとふわふわなホンドリスが走ってるのが見えた。写真に納められなかったのが残念。

ちなみにこのあと秩父市街のクラブ湯という小さな銭湯で汗を流した。湯船に浸かると足の親指先が妙に熱い。せいぜい-5℃以上だったと思うけど、濡らすといかんね、危ない危ない。
 
それにしても番台と脱衣所が3mも離れない小さなステキな銭湯だった。そして妙に上品なおかみさんが番台にいらした。 また行ったらあの小さくかわいい浴場を撮らせてもらいたいナ!
 
 
★東北チャリティはま屋 in 吉祥寺ハモニカ横丁朝市
http://caro--diario.cocolog-nifty.com/blog/mercato.html
 
★宮城県蔵内漁港の「こいわかめ」いっしょに食べてみない?
http://caro--diario.cocolog-nifty.com/blog/wakame2015.html
★つながり∞ふくしまプロジェクト、ひまわりを植えよう♪
http://caro--diario.cocolog-nifty.com/blog/girasole.html

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