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2007/12/14

武蔵野倶楽部

これはいつも僕が「ピアノバー」とのみ書いてる店の名前だ。前にマスターがメディアへの露出を控えているとなにかで知ったので「ピアノバー」としか書かなかった。もちろんそんな心配するようなアクセス数でもないのだけど……。

111 実は先日「武蔵野倶楽部」という本が出た。村松友視さんの小説6編が収められていて、うち1編の舞台が武蔵野倶楽部なのだ。実在の常連客も登場してて、その描かれかたは僕の知っている実物そのものだから、物語りのフィクションの垣根がどこに置かれているのか判然としない。不思議な気持ちになる。
さて本にもなったし、店のHPもできたみたいだし、僕も名を明かそうと思った次第。

この店のカウンター席は実はグランドピアノであって、僕は独りのときはここに座る。
マスターがピアノを弾くとピアノの上に置かれた無数の酒瓶も静かな囁きを始める。そんなのを眺めながらユラユラしてるのがなんとも楽しい。

小説の中でもこのピアノがじっくり描写されていて、赤シャツの大男(←マスター)が身を隠すのに、ピアノの上に置かれたあれこれを効果的に使っていると書かれていた。

そうかも知れない。
いや、そうかなあ?気配を消そうと言うのなら、あの長身の半分を包む真紅のシャツは目立ちすぎではなかろうか?

平日23時過ぎに行ってみると、運良く?客が僕一人ということもある。一人しかいないのにピアノを弾いてくださるのが恐縮でもあり、勝手に弾いてるピアニストと幸運な通りすがりのような気持ちにもなる。

先にも書いたピアノの端に座るとマスターの定位置に正対することになり、そこでマスターから質問が発せられるのだ。例えば「○○ってどう思う?」
そのお題はさまざまで、飲み屋での話の継ぎ穂と軽くあしらうわけにはいかない、何とか僕としての答えも出したいことがある。

そうなると僕は終バスを逃し、武蔵野の静まり返った家並みを見ながらとことこ歩いて帰るはめになる。

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