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2007/03/09

スモークシンドローム(13)

ある夜のこと、自転車で家に着いて携帯をのぞくと、ヌードルチャフェの店長さんから「結婚します」と連絡が入っていた。「はあ~~っ!?」その晩は連絡を受けて皆が集まり、一晩中大変な騒ぎになったそうな。

一方、僕のアタマの中には一枚のタイルが思い出されていた。
三鷹台のスペインバルで見かけたスペインタイル製の飾り。たしかあれは開店の際に友人からプレゼントされたものだと聞いた・・・・フムフム、そうか・・・・。

かくして僕らのタイル作戦が始動したのだった。

チャフェ常連からの結婚祝いにスペインタイル工房ミラソルにコンタクトをとってタイル製作を依頼。
以後、お店のロゴやメニューの写真などやり取りしながらデザインを詰めていく。

と、同時に、折角のプレゼントだから自分達でもなにか形に残したいと、メインのタイルプレートに添えるミニタイルを作らせてもらうようお願いした。

***スペインタイル体験教室***
=================

2月のとある雨の日、グループ9名から選抜された3名がミラソルの練馬教室へ。一発勝負なのだ。責任重大である。

001  

 

 

素材は7.5cm角のタイルだ。それが1人1枚渡される。まずはスケッチからカーボン紙を使ってタイルに下絵を写す。

002  

 

 

続いて下絵に沿ってマンガン水溶液で枠線を書いていく。水分はタイルにすぐしみ込むのでマンガンの線が表面に残る。線と線が近すぎると次の作業が初心者にはとても難しいものになってしまう。

003  

 

 

釉薬を選ぶ。ちなみにこの色見本は焼かれたものである。

004  

 

 

タイルに釉薬を載せていく。釉薬の粉末を水に溶いた液を筆で塗る。実はこれこそが大変な作業だったのダ(笑)
ある程度大胆に筆をおろしてもマンガンの線が堰き止めてくれるが、度を過ぎるとはみ出る。慣れないとそこが怖くてチマチマと水溶液を塗りたくなるが、それでは進まない。

005  

 

 

画像でわかりにくいが色付けはいく度もの塗り重ねなのだ。水分がタイルにしみて釉薬がこんもり層を重ねていく。それが焼きあがると熔けて厚みのあるものができあがる。
ちなみにマンガンの線を越えたままだと焼いたとき釉薬が熔けて流れ出してしまう。また線をまたいで隣の色とブリッジしたら色が混じってしまうのだ。

006  

 

 

完成したタイルはご覧の通り。焼く前と焼いたあとのこの色の違い!時間に余裕があれば背景も塗りたかったがそれはとんでもないこと。本来体験教室は2時間見当なのだが、僕らは休憩無しで5時間かかった。どれだけ大変か知らずに企画&デザイン先行だったからね(笑)

でも先生は主旨を理解してくださって、内心「無謀な」と思われただろうけど、時間を割いてくださった。有難うございました!!

007  

 

 

結婚式当日、披露宴にて無事プレゼント。
上の鉄枠に入っているのがお願いしていたタイルだ。線の細さ、細かさ、グラデーションなどなど、自分が体験しているだけにその素晴らしさに「ほえ~~~~っ」と感心してしまう。

下の僕らが作ったタイルも・・・・・・
やあカワイイんじゃない?

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