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2006/12/31

2006ラスト映画

2006ラスト映画

日比谷通りがガラガラだ。いつもの正月風景。人通りもさっぱりだけど、それでも出入りの無い各ビル玄関には警備員さんがポツリと立っている。
ご苦労様です。もういいんじゃないの?

さて今日はシャンテシネに映画を見に来た。例によって冗長なる邦題は「人生は、奇跡の詩」という。
原題はLA TIGRE E LA NEVE、「虎と雪」だ。

ロベルト・ベニーニ演ずるアッティリオが、愛する女性が戦火燃えるバクダットで瀕死だと知り、救いに行く。

銃口を突き付けられ、地雷を踏みそうになり、戦車砲弾を浴び………。周りの極限状態も意に介せず愛するヒトの為だけに走り回る。
そんな設定とニコレッタ・ブラスキとのコンビは「ライフイズビューティフル」に通じる。

滅私奉公なんて古い言葉があるけれど、これは滅私の愛だ。もちろんベニーニだからお茶目に観せてるのだけど、男である僕にとっては凄みを効かせたメッセージも感じる。
「オマエはここまでできるか?」って。「それほどの愛を持ってるか?」って。

さてベニーニは愛に生きる男と戦争を同時に観せてるけど、どこまでか膨らませれば悲惨も防げるのが愛だと言ってるのかな?
愛を忘れたかのようなフアド(ジャン・レノ)も悲しく描かれていた。

戦火がやけに美しい夜空を見ながらフアドが言う。
「地球の始まりにも終わりにも人類はいないんだ」って。
厭世的だけどそれはホントかもね。地球の終わりに加担しないだけでもマシだ。

さあ、もう少しで今年も終わり。ベストイタリア映画はなんだったかな?「輝ける青春」が思い浮かんだけどあれは去年だっけ?
いい加減でごめんなさい。なにしろ出先なもんで(笑)
そうでなきゃ「13才の夏僕は生まれた」かな?

オレンジ色の電車が吉祥寺へと走る。僕の意思とは関係なく!

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2006/12/30

スモークシンドローム(10)

なにかと忙しい12月。各所でイベントが繰り広げられ、吉祥寺の隅っこに棲息する僕にもいくつかお呼びがかかった。

ヌードルチャフェのパーテイーではお祭り上手の店長さんがいろいろなゲームを繰り出してくる。来年、クラブの納会でも使えそうなのでここではネタばらしはしないが、なかなか面白かった。

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・・・・・が、ゲームの1つで僕は大敗を喫し、罰ゲーム「激辛うどん早食い競争」への参加を強いられる。昨今ラーメンでもスナックでもやたらと辛いものがあるけど僕は大の苦手だ。とある激辛モノを一口試食して翌日下痢した記憶が蘇る。

これはともかく一気に食べて辛味で苦しむ時間を短くするしかない。早食い用にあまり熱くないうどんをゴーッとすする。
舌の上滞在時間が短いので案外辛くないゾ!4口くらいでうどんが無くなった。その勢いで汁も飲み干すと周りから悲鳴のような歓声?があがった。
丼を置いて横を見ると他の3人はほとんど食べていない・・・・・・エッ?(画像は食べ残されたうどん)

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直後、クチビルから胃にかけて痛みが走り始める。辛いとか熱いではない。

痛い。

優勝賞品として「ヌリカベのひざ掛け」を貰ったが、これまたわけワカラン(笑)。それより痛い。完食を諦めた対戦者の食べ残しを皆が試食しては悲鳴をあげてるなか、僕はせっせと水と牛乳を飲み続けた。

日頃辛いものを一口でも食べれば毛穴じゅうから汗が吹き出るのに、今回は一滴も出てこないのが不気味だ。皆がやたらと「大丈夫ですか?」と聞いてくるのがまた不安を煽る。うどんを食べたのが21時ころ、胃の違和感・全身をおおう不快感が消えたのは01時になってからだった。

水と牛乳、計5杯のかいあって、翌日の下痢はまぬがれたけど、2度とアレは食べません!

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一方、山岳居酒屋のパーテイーでは全員サンタ帽着用が義務。幼児期以来、人生初のサンタ帽であった

店が狭く、常連から選抜12名が膝を寄せ合う。食材は参加者が持ち寄り、僕は前述の燻製とイタリアから届いたばかりの初絞りオリーブオイルを持参した。

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〆はシフォンケーキのクリスマスケーキ。ちょっとオシャレでしょ?

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ここで突然、話は1年前にさかのぼる。

年末近づくミシマ・カフェのクーラーに某高級シャンパンが1本加わった。数軒のカフェに立ち飲み屋を経営するこのグループは、元々は輸入家電を売る店がスタートで酒の販売も手がける。だからミシマで出す酒の価格はリーズナブルで、某シャンパンも一般の飲み屋では見ない安さなのだがそれでもグラスワイン30杯分だ(笑)。

問題なのは
「ミシマの客であれを開けるヤツはいないだろう」
と発言した人物がいたことだ!T氏としておく。
スタッフさんからそれを伝え聞き、どうでもイイことなんだけど何だか悔しい(笑)。そして数日後常連I氏という相方を得て2人で割り勘にてメデタク開栓。
居合わせた常連客とスタッフ全員で注ぎきってしまいカンパイしたその場には、なぜかT氏もいた。

さて今年12月半ばになって、またあの瓶がクーラーに並んだ。しかもユーロ高の影響とやらで値段は昨年の1.5倍だ!げげ~~っ。

29日は焼き手のKちゃんがミシマを辞める最終日。これなら常連さん達が揃ってるから誰かが割り勘の相方を買って出てくれるだろう。

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・・・・・・と思ったら、誰もいないんだよ(泣)。
聞けば皆バラバラに来て、帰っていったという。
が、開栓を期して出かけていった以上、引き下がってはオトコがすたるよ。なんてね。ま、いいでしょう、何だか静かなミシマだもん。カンパ~イ!

美味しかったすよ。
やわらか~~~~い。

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2006/12/27

AGIP燻製缶

冬が僕の燻製シーズンである。
カキが旨いしね!それにマンションの台所でやるからには、換気扇からかなりの煙が出るので、他の家々が窓を締め切ってる季節が望ましいからだ。

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ちょうどパーテイがあるのでカキとマグロのホホ肉を差し入れしよう。
吉祥寺ハモニカ横丁にある、いつもの魚屋さんに良質のホホ肉調達をお願いした。この魚屋さんはマグロが専門で、お造りを買うと、サクでは売れないマグロの頭などの部位が入っている。マグロのコメカミあたり?の肉なんか甘くて旨~い!ちなみにこの時期は「ホンモノの」国産かずのこが店に並ぶ。

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入荷とのことで出かけてみると、なかなかキレイな肉厚のホホ肉が。魚屋のおかみさんから「私の分も燻製お願いしていいかしら?」と余分に1個持たされた。これは責任重大である。

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まずはソミュール液に漬ける。塩分15%程度の塩水をつくり、ローリエ・デール・胡椒などを加えてひと煮立ちさせ冷ます。液に漬けるのはビニール袋を活用すると少量で済み衛生的だ。

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AGIPの20Lオイル缶を使った自家製燻製器。これで燻製するとなぜかイタリアの香りも加わるから不思議だ。(気のせい?笑)
底を抜いてあり、フライパンの上に載せて使う。温度管理のために温度計も必要だ。

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カキはよく洗い、5分ボイルしてから冷えた状態で2時間ほどソミュール液に漬ける。4~5時間乾燥させたあと低温で燻製。スモークウッドを使って温度を抑えるが、ウッドの上には気分でウィスキーのバレルチップもふりまく。

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マグロホホ肉は20時間漬け込んだあと2時間ほど塩抜き。さらに半日乾燥させるので、まんず時間がかかる。燻製器に入れたら30分ほど熱乾燥(というより焼き?)させたあとに70~80度で燻製。

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ホホ肉はややスモークをかけ過ぎて酸っぱくなってしまったが、数日寝かせる間に風味が落ち着いた。
スライスしてバゲットに乗せて食べたら・・・・自分で言うのもなんだけどサイコーの酒の友になった。やめられまへん。

網の余白には○印6Pチーズを2個ばかし。
これがバカにできないブツに仕上がる。以前、筑波のレースのランチに持っていったら、チーズ嫌いという人が喜んで食べてくれた。

次は、
産卵が終わらないうちにイカの塩辛を・・・・・・

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2006/12/19

富浦よいとこ、よいひと

15日(金)は南房へひとっ走り出かけてきた。5月恒例のスコッチ研究会合宿に加え、ここ数年は12月の富浦参りも欠かせないものになった。

富浦に初めて行ったのは10年以上も前のこと。GWにボートでキスが狙えるということで富浦に注目し、当時の富浦町役場から取り寄せた観光案内マップで最も端っこにあった民宿に白羽の矢を立てた。
宿のおばちゃんは当時60ちょい、たくさんの常連客の世話をバリバリこなしていた。海女でもあり、磯物を取ってきては食べさせてくれた。

そしておじさんは船乗り・釣り好き・油絵好き・カメラ好き。泊り客をダシにしては沖釣りに出ていた。最初に泊まったときの帰り、おばちゃんが駅まで送ってくれたのだが、車中で「家庭を大事にして、道楽ばかりしてたらいかんよ!」となぜか僕らに力説した。おじさんの若きころのの道楽ぶりが偲ばれる(笑)。もっとも数年経つうちにそのセリフは僕に言わなくなってしまった。きっと僕が道楽者の類いだと見定めたからに違いない。

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内房を南下する観光客は館山を目指し、富浦はその通過点に過ぎない。おかげで宿の前の浜の静かなこと。まるで自分の庭のように過ごせる。釣りして、散歩して、ビール飲んで、夕陽見て・・・・。

すっかり気に入ってしまって宿とのお付き合いが10年近くなったころ、おじさんが長患いの病気でついに寝込んでしまった。バイクとばして見舞いに行き、3人でいろんな海の話をした。

その年の12月におじさんは亡くなってしまった。数ヶ月、頑として病院を拒んで家で痛みと闘ったおじさんをおばちゃんは仕事をなげうって世話した。前は道楽者に苦労させられたって悪口ばかり言ってたのにね。

それから毎年12月になると、民宿も廃業してしまったおばちゃんの元へ行くようになった。ちなみに5月は「客じゃなくて、遊びに来た孫」ということで、グッチ仲間数人と泊まりに行かせてもらっている。

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前日の夜更かしが災いして出発は10時前。でも首都高が意外や空いてて箱崎あたりもガンガンいける。ただ途中から小雨が降りだしたので、山間快走ルートは断念して館山道を南下した。

遊びに行くと、育てた野菜や漬物・海草などを大量に準備して待っててくれる。民宿はやめても世話好きなおばちゃんは、昔のお客にも野菜や磯ものを送ったりしているのだ。

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磯の解禁を「磯の口があく」と言うらしいのだが、ちょうど口があいたばかりの青海苔を干し、焼き、手でもみ、湯煎した餅にたっぷりまぶして食べさせてくれた。温かい餅をいれると磯の香りがプ~~~~ンとたつ。ん、ん、ん、んまい!
だけどこれ、腰まで冬の海に浸かって採ってんだよね~。

いまは1匹の犬とたくさんの猫と暮らしている。おばちゃんの世話好きにつけ込んで子猫を置いていく人がいるらしい。路上で轢死してしまった小動物を見つけたら、後続車が文句言おうが渋滞しようがお構いなくその場にクルマを止めて遺体を回収すると前に聞いた。

クルマといえば、おばちゃんは頑固なまでのマニュアル派。先日免許書き換えの実車教習にて、「富浦のばあちゃんは運転が図々しすぎるくらいだなあ」と教官からお墨付き?を貰ったそうだ。
一度、裏道の案内に僕等バイクの先導をしてもらったのだが、小雨ふる半山道で国産高級車を軽ワンボックスであおっていた(笑)。凄すぎるよ。

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3時間ほどして腰をあげる。
この時がつらいんだ。寂しそうにするんだもん。独りに戻るんだからね。
外に出るとシートに猫が乗っかってる。「帰るな」っていうこと?
まバイク乗りの皆さんは猫のバイク好きはよくご存知でしょうけど。

帰り道、馴染みの魚屋で晩飯のネタを買って館山へ。
南房に来たら必ず会いにいく人が、館山水産高校の水族館にも一人いるのだけど、今回は不在だった。
その人の話はいずれまた。

野菜と魚をしこたま積んで重くなったバイクを走らせる。このまま鍋に飛び込めば海鮮鍋のできあがり。往復6時間、滞在3時間半、350kmほどのツーリングでした。

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2006/12/14

続・ il diavolo giallo

先日イチョウの話をしたけど、路上の落ち葉を掃いている方をだいぶ見かける。あの厄介なイチョウ落ち葉を集める方もいてありがたい。井の頭池でも毎朝、吹き寄せられた落ち葉をすくい取ってゴミ袋に集めている。走っているといろんな落ち葉の残骸が粉になり、木材所のような香りをたてている。

クルマに細かく轢きつぶされ、アスファルトにすりこまれていく落ち葉を見ながら走る。

落ち葉の行く末ってのが気になる。

本来は土の上に落ちて腐っていくのが宿命だったんじゃないか?

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吉村昭の羆嵐(くまあらし)という凄惨な小説がある。

大正4年、北海道は留萌の少し北の開拓村を襲った羆(ひぐま)への畏れが描かれている。倉本聡さんは、富良野の原野に小屋住まいしたその初夜、手違いで電気がこず、ランプでの夜明かしの最中にこの羆嵐のことを想い出してしまい眠れなくなったそうだ。

かく言う僕も、米沢の笠松鉱泉に向かう山中で「熊注意!」の看板を見た夜、宿の2階で、階下に寝る宿のご一家をクマが襲ったら、自分は助けに行けるだろうか?クマは2階まで来るだろうか?と妙に考え込んでしまった(笑)。まあ内地のクマと羆とはかなり違うらしいけど。おまけに宿の大女将は「クマは食いモンがある里の方に出るからココは心配ない」と笑う。

さて、かなり脱線した。
その羆嵐の中に、入植者は家を建て、石を掘り起こし畑を耕すばかりでなく、集落から家族から、死者が出てその土地に葬られて初めて、土との融合・同化が深められる、というようなことが書かれている。
初めて読んだ時、なるほどと思った。大地から生命の元を得て、人は暮らしていく。そして最期は自らもバクテリアに分解されて、養分として植物に吸われ、自然の循環に加わっていく。そうすることで初めて土地に根ざしたと言える。チベットの鳥葬なんてさらに積極的回帰といえるかな。

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こう考えていくと土葬はいいけど、火葬となるとどこか罪深い気がする。
エネルギーは不変だから、必ずなにかに姿を変えて自然の営みに関わっているわけだけど、ただ燃えて灰になっちゃうってことは、生物としての他者との関わりは絶ってしまってることになる。自分だけは摂るけど与えないなんて随分だね!やらずぼったくりとはまさにこのこと。

落ち葉だってそう。元いた樹の近くに落ちて、何かしら形を変えて戻っていく。東京のアスファルトで固められた地面ではそれも叶わない。過剰繁殖した人間が地面をいじっちゃったからね。

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だからなんだってんじゃないけどさ。
独り走ってるとこんなどうでもいいことが心に去来しちゃうんですよ!(笑)

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2006/12/11

立ちソバ列伝( 15)守谷SA上り

立ちソバ列伝(<br />
 15)

今日は仕事で常磐道を走っている。最初のサービスエリアはMだ。

Mといえば3〜4年前、筑波サーキットに向かう早朝にまずいソバを食べて以来足を踏み入れていない。
香り無く焦げたようなつゆが衝撃的だった。

早朝ゆえ煮詰まったにしても、客に喰わせるものだからねぇ……………いや待てよ?百歩譲って早朝ゆえだとしても、昼間ならどうなのだろう??
と、いうわけで山菜ソバを食べてみた。460円、価格は高いほうに類する。高い分何かと改善されてるかな?

……………う〜〜〜ん!?
麺はよしとして、つゆがやはり……………。すっぱいというか、山菜をいれたからだとしても……。
ま、今日も何かしら日が悪かったのだろう(笑)。

帰路、上り車線のMサービスエリアに差し掛かる。
そうだ!上下線で参入業者が違うはずだ。ものは試しに寄ってみよう!

と、いうわけで(懲りない君、笑)納豆めかぶソバ500円。
お〜!合格合格。あっさり目のつゆに具がマッチしてるし。良かった良かった、これで後味よく帰れる。

今回は(番外編)にするつもりだったのだけど、晴れて(15)常磐道守谷サービスエリア上り(笑)に昇格した。

ちなみに納豆は駅ソバではポピュラーなネタだけど高速では少ない。やっぱ茨城だからね。
また高速各地で盛んなご当地ネタは揚げ物に頼り過ぎだが、そんな中にあって納豆めかぶはヘルシーでグッド!である。

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2006/12/08

il diavolo giallo

il diavolo giallo
黄色い悪魔が降ってくる

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なあんて、悪魔呼ばわりは可愛そうかなあ。
イチョウの葉。

いや、イチョウはむしろ好きなのだ。冬の始まるころ、すっきり澄んだ青空にイチョウが黄色く輝いて美しい。炒った銀杏も旨いしね。
が、このブログを見てる皆さんご承知の通り、車道に積もったイチョウの葉は、自転車乗り&オートバイ乗りには脅威となるのだ。イチョウの葉は枯れてからではなく生気を湛えたまま落ちてくるし、他の樹に比べても厚みがあり、よく滑る。

以前、明治通りの内回り、目白通りの橋の下からの下り坂でイチョウに乗って大転倒してしまったグッチがいた。オートバイはペダルの曲がりにカウルの擦り傷程度だったが、ライダーは骨折。(人体と車体の損傷反比例の法則がここでも不幸にして現れてしまった)
ちなみにクラブに「中隊長」という方がいらっしゃるのだが、中隊長さんはちょっと言えない速度でこの坂に入り、頭蓋骨の中で脳が後ろへ揺れる感覚を味わうのを日々の楽しみにされていた。頚椎もかなり痛めていそうだけど(笑)

さて、自転車通勤路の首都高脇の直線にイチョウが並んでいる。信号からのダッシュでクルマに追いつかれないうちに中央ラインを走り、イチョウ地帯を抜けたい。「うりゃ~~~!」

まずオートバイに抜き去られる。じきにクルマが追いついてくるはずだ。左側にはまだまだイエローベルトが続いている。「うりゃりゃりゃりゃ」

うりゃりゃなんて書いてるけど、僕の脚力で実際そんなに長く最高速を保てやしない。実際には(ひ~~)と泣きながらもがいてるだけであり、速度はじわじわと落ちていく。自転車は車道を走る時、左側端に寄ってなければならない(知ってました?)。もがきながらジリジリと左に寄りつつ走り、イチョウの尽きたところで昇天。(どひ~~)

だらだらと繰り返す通勤ランに、イチョウが変化を与えてくれてると言えなくもないのだが・・・。
2輪車乗りの皆さん、イチョウには気を付けましょうね!

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2006/12/04

果てしなき流れの果てに

という小松左京の小説があった。一時期はまってよく読んだものだ。小松左京はともかく壮大で緻密で………。だけれども時折、ものすごい虚無感を誘う。

単に情報としては理解できる無限とも言うべき宇宙空間の拡がり、連綿と続いてきてまた続くであろう時間。

だがそれは知識として納得しているに過ぎなく、その全てに触れ全てを見て認識できるというわけではない。小松左京の筆は、日常意識しないで済ませている、それら恐ろしいばかりの非現実的な現実を、実体験したかのように読み手に刻み込んでくる。

光も届かない虚空、それを想うと、我が身の矮小さ、己の存在のあっけなさが胸を締め付けるようだ。

いま生きている自分は所詮、膨大な時の流れのうちのほんの一瞬を間借りして息をしてるに過ぎない。
地球の自転をもとに人間が区切った一日という時間の単位も、この世の始まりから終わりまでに比べれば他愛のない瞬間である。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

他愛のない瞬間…………とは言いながら、12月2日という一日は僕にとっては長くてアホ楽しい日であった。

やっと本題だよ。前置き長くてすんません(笑)

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まず昼はヌードルチャフェにて、吉祥寺土曜の昼らしくお洒落にカフェランチでキメよう!と思ったのに、いつしか単なる飲み会の様相を呈し、健全なるファミリーの団欒を尻目にグダグダと酒を飲んでしまった。あ~酒好きの罪深さ!陽の高いうちから飲む旨さ!
オーダーはロコモコ風そばめし。いろいろ乗っかってて楽しめる。ビールとともに昼向きのお勧め一品かな?

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3時ころお開きし、その後東急裏などを荒らし回り、夕からは西荻こけし屋にてツーリングクラブの忘年会。幹事である僕は一番乗り。会場を作って、酔い醒ましに水をチビチビ舐めながら三々五々集まる皆さんを出迎える。

40代の若さで大動脈瘤を患ってしまった方がいたのだが、術後一週間・退院後の外出二度目という状態にかかわらず、杖をついてやってきた。リハビリ兼ねてと言っていたけど、道楽者の鑑と賞するほかない!まさに見上げた根性である(笑)。←本当なら笑い事ではなかったのだけど・・・・。

続いてやって来たのは、ハーレーのエンジンをかけようとして、摩耗であまくなったラチェットが滑り、キックペダルが空転してしまって右足で地球を思い切り蹴飛ばしてしまい、ふくらはぎの肉離れをしてしまった方。本日2本目の杖となる(笑)。←いや笑い事じゃないのだけども・・・・。

杖ついたオッサン(失礼!)が二人もいるツーリングクラブの飲み会って…………。
それにしても我がクラブは健啖家揃い。前年の教訓から食事量も増やしたのにあっという間に空になり、23人女性4人で、コートデュローヌが14~15本空いたようだ。

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忘年会お開きし、数人と吉祥寺に移動してミシマにてながすくじらのカルパッチョを食す。別グループは新宿ヒルトンのバーで飲んだとか・・・・差がついたにゃ~~。(笑)

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さらに仲間が帰って独りハモニカの山岳居酒屋へ。
ハモニカの女装有名人が隣に座り、初めて親しく話した。そこへ横丁の会長も加わり、楽しき騒擾うなりを上げる。途中でなにやらハリウッドがどうしたこうしたと言っていたが、どっからハリウッド話題が湧いて出たのかさっぱり解らなかった。
・・・・・が後日判明。なにかハモニカ横丁での撮影の打診があったらしい。お~っ!ついに世界に羽ばたくハモニカ横丁。

店を出て、終バス待つバス停に向かううちにも、そこここで知り合いが飲んでるから怖い(笑)。皆終わりなき時を惜しむかのように…………。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
呑んだ翌日の通勤こそは、きちんと自転車に乗るようにしてる。サボるとナマるのは早いからね!

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で、井の頭公園に来ると露店が皆無!そうか!もう禁止期間に?
以前このブログでも触れた井の頭公園の露店(違法)であるが、来年から芸術性の認められる内容に限り、アートキャストとして登録のうえで活動を認可するという方向に決まった。雑誌にも紹介されているし、ある程度公園の風物として定着しているからであろうか、締め出しという事態にならずに済んだのだが、近隣住民の中には、違法状態の追認じゃないかという声もあり、さらには芸術性の区別や、無認可活動の取り締まりの可否など、未解決問題は多いようだ。

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とはいえ、禁止期間に入ったらあっさり皆居なくなっている。申し込みをして戻ってくるのかな?
ただ一つ、アートマーケッツ事務局らしいテントがあったので、アートキャスト申し込み説明書を頂いた。その時、すぐその場を離れたのでよくわからなかったが、どうやら計画の不備を指摘してるらしい男性がいた。たぶん本質に照らした、きちんとした意見を持たれているのだろう。だがたいがい、動き始めた計画の舵を変えるのは難しい。

想いはさまざま。
が、時間はヒトの想いに関わりなく刻まれていく。
石は転がり始めている。

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下浦海岸釣行

久々に三浦に釣行した。僕が通うのは下浦海岸から三浦海岸。そして狙うは砂浜からの白ギスである。砂浜で投げ釣りというと、のんきに座ってるってイメージでは? だが実は「キスは足で釣れ」という格言があり、意外とトコトコ砂浜を何キロも何キロも動き回ってるのですよ。だから道具立てもタイミングを見てパッ!パッ!と移動できるようシンプルにまとめられている

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しかし年々、このあたりの砂浜は痩せている。何本も砂止めの突堤が設置されてるが、その甲斐は無い。突堤も年々沈み、崩れていく。下の画像は津久井浜だが、以前は手前のテトラは無く、満潮時でも砂浜がちゃんと残っていた。このポイントは僕が初めてこのあたりに釣りに来た際(梅雨)、老夫婦が驚くほどニアポイントから良型をバシバシ釣り上げるのを見て、通うきっかけになった場所なのである。あの浜も失せてしまった。残念。

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キスは水温17度を割ると口を使わないという。従って冬は厳しく2~4月は普通に攻めたらどうしようもない。いろいろと条件を考えながら釣り場を決めたりするのだが、僕は最近は、通年三浦に通っている。それにはささやかな理由があるのだけど。

それにしてもネット情報は渋い。前の日曜にピンキスが1尾だという。ちなみにピンというのは小学生級というサイズだ。ただ他に、平たいのが寄ってるからアオイソメを準備したという記事もあり、「なあるほど!」僕もジャリメ&アオイソメの2種の餌を用意した。

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4時40分に家を出ても釣り開始は8時前である。
背後に長崎ちゃんぽんリンガーハットがあるために「リンガー下」と呼ばれるポイントでスタートした。するとなんと第1投から魚信があり、僕の手の平を超えるくらいのサイズのカレイがあがった。ちゃんとアオイソメの方に食っている。やあ、こう作戦があたると楽しいね。釣れたんじゃなくて、「まんまと釣った」感がある。

他に、やや良型のメゴチがあがる。こいつはヌメリはあるは、トゲがあるは、キスより早くエサに食いついてしまうなど、キス釣りの世界では嫌われ者だが、食べるとなると一番ウマイ!身の味が濃いのだ。今日はすでにカレイにハゼが来てるので、唐揚げがちらつき出した。

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先の格言通り、僕も下浦から西の津久井~三浦海岸方面へと魚信を探りながら移動。それは経験と深い洞察力がゆえ打ち出された・・・・・・・・なんてことはなく、そっちの方に行きつけの定食屋があるからなのである(笑)。ちなみにこの時期、浜では三浦大根が干されていて壮観。

実釣5時間あまり、手の平カレイに情報通りのピンギス少々、多数のハゼに、最後に仕掛けをメチャメチャにした30cmのボラ(これはリリース)があがったところで納竿した。舟釣りに比べるとほんと貧果だけど、まあこんなもん。道具を片付けながらも、すでに僕の脳裏には今日の刺身定食のネタはなんだろう?という思いが渦巻いている。ちなみにキスのヒットポイントは100mくらい、他は70~90mくらい、50m以内はフグの猛攻に遭った。

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行きつけの定食屋、その店は数年前見つけた。それまでは、ここでの釣りのあとはリンガーハットで皿うどんを食べて帰っていたのだが、それではあんまりだということで釣友とグルメ探索に出た。

いくつもの活魚料理屋や地元風?回転寿司屋をことごとくスルーした二人が「これじゃん!」と膝を打ったのは、三浦海岸の超ホットスポットに在りながら、在るのかどうだかわかりづらい地味な店。隣の立派な料理屋の刺身定食より1100円安い刺身定食を出す。量は値段なりではあるが、その日の朝に自前定置網にかかった魚を少しづつ味あわせてくれる。意地悪く場所・店名は明記しないが、探すのは簡単なはず、是非見つけてください。

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さてさてビールではとても我慢できずに熱燗を頼んでしまった。付き出しには漬かりが浅めの自家製塩辛・・・・ンマイ!今日の刺身は6種の魚、チビイカ・マグロ・ソウダカツオ・スズキ・アジ・最後はイナダか?これで750円なら誰も文句言えまい!
僕が三浦に通うのも、バイクで来ずに手間のかかる電車で来るのも、浜歩きの終点を三浦海岸にするのも、全てはこの店の刺身定食で一杯やるためなのだ。

一杯ひっかけて、帰りの京浜急行でトロトロと眠る心地よさ。

一句
釣りよりもメシが気になるヘボ釣り師

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2006/12/01

12月

ついに師走である。
師でない僕も日々走っている。

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11月半ばから武蔵野の紅葉も進んで、樹によってはピークを過ぎてしまったものも多い。小金井公園北側の樹のトンネルは落ち葉でびっしり覆われた。その坂を上り詰めたところに立つ定点撮影の桜も葉を全て落としてしまったようだ。

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公園内の通路も、ご覧のとおりだ。風情はすこぶる良い。とはいえ、落ち葉の下に異物がないかという点では心もとない。とか言いながら、ガンガン走っちゃってるのだけど。

一方、暗くなる帰路はほんとに気を付けないと、いつの間にか舗装路からはみ出してたりする。コワイコワイ。

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井の頭公園の定点撮影点は、緑ばかりが主張していた景色に他の色が進出著しい。変化らしい変化があったのは初めてじゃないかな?この時期は平日といえどもアマチュアカメラマンが朝からたくさん来ている。傑作撮れたかな?僕はなんとか自転車も写しこもうとするのでアングルに無理があるみたい(笑)。

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いつもは通らない池の南側通路。久々に通ったら樹が一本消えていた。

・・・と、池の水門を越え、神田川脇の広場。以前ここで撮影をしてて、どうやらそれはデスノート2であったらしい。黒いバサバサしたかかしが宙を飛んでいた。

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